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3Dプリンタで歯ブラシ立てを出力する

今回は3Dプリンタで、自宅の洗面所の歯ブラシ立てを付け替えてみます。我が家は6人家族なので、洗面所についてきた4人用の歯ブラシ立てでは不便なのです。

SolidWorks でモデリング

STL形式で出力

3Dプリンタ出力するには、一般的にSTL形式にする必要があります。ですので SolidWorks以外でも STL出力できるCADであれば問題ありません。

弊社が所有する3Dプリンタ

弊社では、造形サイズが大きい3Dプリンタを3種類所有しています。それぞれ特長があります。主な違いは扱える材料です。

Ultimaker S5

Ultimaker S5
Ultimaker S5 は、扱える材料が豊富で、かつ2系統のフィラメントが同時に利用できます。PLA、ABS、ナイロンなどのベース素材と、サポート材としてPVAを同時に利用することで、出力し終わったものからサポート材をバリバリ取っていく作業は不要です。水でサポート材を溶かします。 サポート材は水でとけますが、溶けにくいので弊社では揺動槽を開発しました。これについては後述します。 仕上がりは非常にきれいですが、出力精度が高いため時間がかかります。またPVAを水槽で除去するにもある程度時間がかかります。

FLASHFORGE GUIDER II

FLASHFORGE GUIDER II
GUIDER II は、フィラメントにPLAとABSを利用することが可能です。ABSは台を温めないと加工ができないため、ホットプレート仕様になっています。ますまずの出力精度で、高速に大型のモデルを出力することが可能です。 注意点としては、ABSの場合は冷えたときの収縮度が高いため、大型のモデルを出力すると反ってしまうことが多いです。

FLASHFORGE GUIDER

この3Dプリンタは、シンプルで フィラメントは PLAのみ利用可能です。速度も速いため、とりあえず出力してみるには最適。
FLASHFORGE GUIDER

今回はUltimaker CURAで出力データを作成してUltimaker S5で出力

STLファイルを読み込んで、自動でサポート材の設計をしてUSBメモリに書き出します。それを Ultimaker S5 に刺して出力します。

出力したら PVAを除去

歯ブラシ立ての出来上がり

その他の出力例

パワーあんどんのデモに作成した 工場を模した生産ラインのパーツの多くを3Dプリンタで出力
シロッコファンの空量調整カバーを出力したもの
ロボットハンドを作成
弊社で開発した設備のミニチュア版。これで工場内のラインの配置イメージをチェスのように配置できるので便利です。
弊社グループ会社の製品をCADデータから試作用に出力して、どのような工程するかを実物サイズで確認
ロボットハンド II の部品
ロボットハンドのサーボボックス
他の金属部品を組付けた例
ロボットハンドのギアボックス
展示会のデモ工場ラインの部品

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