中国オフショア開発

オフショア開発とは :

システムの開発のプロセスを大まかに分類すると、要件定義、基本設計、詳細設計、実装、テスト、導入のフェーズに分けることができます。このうち、詳細設計や実装の開発作業を海外で行うことをオフショア開発といいます。中国、インド、ベトナムなどで盛んに導入されている開発形態です。

 

オフショア開発のメリット :

1990年代から、中国オフショアが盛んになってきましたが、当時は安く開発を行う手段として発展してきましたが、近年に於いては、優秀な開発チームの編成がすぐに行えるというのが一番のメリットとなっています。コンピュータのシステム開発案件がスマホ、IoTなどの急速な普及で増えつづけ、日本国内に於いては深刻な技術者不足が慢性化しています。また広い分野にまたがった技術をすべて網羅するだけのスキルを持った技術者を確保することが困難になってきました。

オフショア開発では、豊富な技術者の中から必要なスキルを持ったメンバーでチーム編成が可能です。日本国内で優秀なチームを編成するには、半年から1年前から予約しないと難しいですが、中国オフショア開発では2週間~1ヵ月で必要なスキルを持ったチームの編成が可能です。

 

エキスパートギグのオフショア開発は2003年、青島 (チンタオ) で開始されました。当時は通信状態も悪く、プログラムコードの品質も悪かったため、苦労しながらの立ち上げでした。

近年においては、通信環境も良くなり、日本と中国お互いの歩み寄りもあり、技術力は日本を凌ぐようになっています。また現在は大連を中心としたオフショア開発を行っているため、日本語に堪能な技術者が多くプロジェクト進行も円滑になりました。

 

中国の技術者の人件費の高騰に伴い、オフショア開発創成期のような価格メリットはありませんが、短納期プロジェクトで大きな力を発揮することが可能になりました。

また弊社のオフショア開発では、お客様のご希望によりお客様と一緒に大連にてキックオフミーティングを開催して、現地技術者との交流を持っていただくことも行っています。お互いを知っていればプロジェクトの進行もスムーズになります。