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MZ-80K2のキーボードのメンテナンスに接点復活スプレーを使ってみた。

MZ-80K2のエミュを作る傍らで、実機を動かして動作や中身の基板を確認していたのですが、どうもキーボードの調子が悪い。何回か押せばたまに入力されるキー、1回押しただけで3文字入力されてしまったり、まったく反応しなかったり。

接点復活剤を買ってみた。

実はすでにアマゾンで「KURE 接点復活スプレー」を注文済みなので、しかも明日到着予定だったりしますが、ちょっとホームセンターに用事があって行ったら、KUREよりもだいぶ小さい缶なのに値段が倍の 750円くらいする怪しい接点復活スプレーがあったので買ってみました。

まずはマシンをオープン! 左のヒンジがかっこいいですね。ヒンジを立てたあとは、ヒンジの左下に見えるネジを回して、つっかえ棒になるようにして、ガクンと落ちるのを忘れずに。

基板もだいぶ埃がたかっているので、キーボードのメンテ後に掃除します。

キーボードは筐体から外さないとキートップを取り外せないので、6か所のネジを外します。キーボードの基板は鉄板にキーが加締められているので重いですから、メイン基板に落下しないように、というか落下しても大丈夫なように養生して、かつ筐体を立てて作業するのが良いでしょう。

取り外しました。裏側はハンダ面がトゲトゲしているので、メインボードにダメージを与えないようにしましょう。写真の置き方は悪い例ですね。

私は、この撮影のあと間にコピー用紙を挟んで、軽く絶縁しました。今どきであればキーボード右に見えるコードは何らかのコネクターになっていると思いますが、そのままハンダ付けされているため取り外せないので、この態勢での作業になります。

キートップを外すのは、幅広のマイナスドライバーが良いでしょう。縦に2つに並んだキーの左横からマイナスドライバーを差し込んで、ローリング。これで少し浮き上がりますので、差し込む段をずらして、またローリング。これで1つのキーが外れます。そしてまた段をずらして。。。と繰り返します。

だいぶ汚れいますね。ますば通常のクリーナーとキムワイプでお掃除。

その後、キースイッチの隙間から少量ずつ接点復活剤を入れていきます。78キーすべてに接点復活剤をつけたら、一度本体の電源をいれましょう。

モニターが表示されたら、SGと入力して CR [キャリッジリターン] (今でいう Enterです)

**  MONITOR SP-1002  **
**SG

これで、キー入力時に音がなるようになります。

この状態で、左上から順にキーを押してキー入力できるか確認していきましょう。

入力ができないキーには、接点復活剤を追加で塗布して、しみこんだ映像をイメージして、キー押下後にファミコンの十字キーをぐりぐりするイメージでどこかに接地してくれ~と祈ってぐりぐりをつづけ、何度も押し、ギューと押し込んだりします。こうして100回もカシャカシャグリグリしているとどんなに入力を拒んでいるキーでも1回ピッ! と入力されるときがきます。(多分) 1度あることは 2度、2度あることは3度ある精神で頑張ります。それでも拒まれたら再度 接点復活剤を投入!! そして繰り返す。

私のマシンはこれですべてのキーが復活!! おめでとう!

ついでに BASIC SP-5030 をカセットでロードしてカセットの動作も確認。

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