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PC-8001 のマシン語開発 (環境構築編)

PC-8001 でオールマシン語のプログラムを実機でやろうと思うと気持ちが折れてしまいますので、2025年現在の方法で考えてみましょう。ちなみにこれは私の備忘録としての意味合いが強いです。最近忘れやすくて、細かく手順とかをまとめておかないと本当にきれいさっぱり忘れてしまいます。

まずはPC8001のエミュレータを準備

PC-8001 は人気機種だけあって、エミュレータは多数存在します。それぞれ好みはあると思いますが、私は XM8 というエミュレータを利用しています。これはPC-8801MAのエミュレータなのですが、Nモードもありますので大丈夫です。

下記よりダウンロードできます。

http://retropc.net/pi/xm8/index.html

専用エディタの準備 (BASIC打ちこみ用)

いわゆるテキストエディタなのですが、当時のマイコンのASCIIコードは各社独自で、キャラ文字も独自に設定されていますので、これに対応しないといけません。

下記より N-FONT をダウンロード (OUT of STANDARD さんのページ )させていただいて、

http://upd780c1.g1.xrea.com/pc-8001/index.html

エディタは、DumpListEditor 一択でしょう。エディタだけでなく、エミュ用のファイル出力なども統合されています。
正直これがないと、どうにもなりません。2025年現在もアップデートされ続けています。
https://bugfire2009.ojaru.jp/download.html#dleditor

使い方はこっちのページで。

/DumpListEditor の使い方 (PC-8001編)

アセンブラ用エディタ

これは何でもよいのですが、私は秀丸でやってます。色の設定などは 内藤氏の設定をまねてます。

この設定については、内藤氏が下記ページで説明されています。
https://codeknowledge.livedoor.blog/archives/14714379.html

それで、最後に、『えーい面倒だ、これを食らえ!』となっていまして、私はこれをくらって設定しました。(笑)

Z80コンパイラ

選択肢は数個ありますが、伝説のプログラマ 内藤氏 (ハイドライドなど開発された方) のおすすめが、AILZ80ASM ということで、それに倣って私も利用しています。

https://github.com/AILight/AILZ80ASM

画面デザインツール

上述の内藤氏作の 『IORI for PC-8001』をぜひ使っていただきたい。昔風に紙に書いてもいいのですが、PC-8001だとカラー画面を想定すると、カラー表示における制限事項がありますので、その辺のチェックもしてくれるこのツールはとても良いです。
これもダウンロードは、上記の DumpListEditor のダウンロードと同じ場所からお願いします。

下のスクリーンショットは、私が今回開発した OBSIDIAN のプレイ画面のデザインをしながら、1行の色数制限に引っ掛からないようにチェックした様子です。

ちなみにですが私が独自にEXCELで作成して、開発時に使っているファイルもアップしておきます。

マシン語でプログラムする際にVRAMのアドレスを直接指定したいケースが多々あります。またカラーモードにするとBASICですと画面左の1列が書き込みできなくなり、WIDTH 40,25 としても実際は 39×25 になってしまいます。理由は不明。仕様です (笑)。ですがマシン語ではVRAMに直接書き込めます。ますます理由が不明。

環境設定の次は実際のアセンブルから実行まで

環境がなんとか整いましたら、次はコードを書いて、アセンブラでアセンブルして読込可能なファイルを書き出して、エミュで実行となります。ここはかなりキモになります。これがスムーズにできないとデバッグで気持ちが折れちゃいますので。。

今回は、環境整備編 ということでここまで。あまり親切に書いていないので、もしご要望があれば連絡ください。追記します。

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